【2023年度 活動報告③】企画会員連携室

2023年度の委員会活動報告第3弾は、企画会員連携室です。
今年は「南沢大会」「ハープフルートアンサンブルのチャリティーコンサート」「ミセス羽仁生誕150周年」など、初めての企画もいくつか開催しました。
那須農場支援労働については、別途詳細な活動報告を予定しています。


1.室紹介

企画会員連携室は、南沢会員の連携を図るべく、企画を検討実施する役割があります。
主なイベントは南沢大会と那須支援労働です。同学会時代には、スポーツフェスティバル、那須農場キャンプなども開催された年もありました。
2023年度の企画会員連携室は7名(男子4名、女子3名)で対応しました。

2.実施内容

1.南沢大会 (10月開催)

2023年10月14日に自由学園記念講堂にて南沢大会を開催しました。30歳~80歳を迎える節目クラスより163人に参加いただきました。会では、卒業生からのお話、弦楽オーケストラの演奏などがありました。学園で集う喜びが参加者皆様の笑顔から溢れ出ており、南沢大会の開催の意義を感じました。当日の写真はフォトギャラリーよりご覧ください。

2.那須支援労働 (年11回開催)

これまで長年、学園のセカンドキャンパスとして学生受け入れを行ってきた那須農場ですが、2011年3月の震災以降、放射線量の高いエリアであることから一時的に学生の受け入れをなくし、旧同学会メンバーによる復旧活動が行われてきました。
これまでも勇気米、RO農法の学生が部分的に訪問する機会はありました。本年度晴れて学びの場としての学生の受け入れが可能になり、1年間活動してきました。
支援労動は月1回、1泊2日の行程で行われ、毎回15人~40人程の参加者が集まりました。今年度は初参加者も10人以上いて、中にはリピーターになられた方もいます。本活動は農場支援を通しての南沢会員およびその家族、学園に関わる方々の交流の場でもあることから今年度も新規参加者が増えたことはよかったです。
那須農場は100頭近い乳牛、子牛を3名の従業員で日々飼育しながら運営しています。毎月1回とはいえ、南沢会の支援労働が非常に助かっています。来期以降も引き続き支援のほどよろしくお願いします。
支援労働については、毎月活動報告を写真付きで南沢会Webに掲載していますので、ご覧ください。

3.ハープフルートアンサンブルのチャリティコンサート (12月開催)

2023年12月3日に自由学園記念講堂にてハープフルートアンサンブルコンサートを開催しました。自由学園100周年記念募金への寄付と卒業生や学園に興味のある方々に学園に来ていただく、この2つを目的として、コンサートの開催を決めました。この企画を温めていた2人が本当に心と時間を尽くして準備をしてくださり、心温まる素敵なコンサートとなりました。当日は、午前の子供の部と午後の大人の部の2部構成で、来場者総数は506人でした。約58万円の寄付もできまして、2つの目的が果たせたのではないかと思っております。また、クラスから25人が当日スタッフとして快く働きにきてくれました。

4.ミセス羽仁生誕150年記念に際して

南沢会本部委員会の企画として、5人の女子部卒業生にお話していただいたミセス羽仁の思い出を南沢会報6号に掲載することができました。こちらは企画会員連携室と広報室で対応しました。ミセス羽仁の著作集では知ることはできないミセス羽仁の立ち振る舞いや日常で発せられるお言葉などをお聞きすることができ、大変貴重な内容となりました。

3.検討事項

南沢大会の参加対象者を制限することについて

<肯定意見>

  • 参加対象を制限しなければ記念講堂に入りきらないほどの人が集まる可能性もあるので制限は仕方ない。
  • 節目クラスとした方が行く気になる。

<反対意見>

  • 節目クラスにすると在学中一緒に過ごした歳の近いクラスの人に会うことができない。
  • 全南沢会員を参加対象にして自由参加にするべき。行ける時に行きたい。

4.委員会を終えて 

 学園を卒業したご縁で繋がる南沢会を大事にしたいという思いはありましたので、高い志があったわけではありませんが、本部委員会にはいりました。
 企画会員連携室のメンバーも長らく学園と疎遠になっていた人達ばかりで南沢大会を知らない人ばかりでした。女子部の旧卒業生大会を知らない男子部メンバーには疑問しかなく、おかげで南沢大会の意義を考えることができ、それを達成するのに必要なことはやる、必要ではないことはしない と準備内容も厳選して、業務のスリム化を図ることができました。やるべきことは最低限に絞り、やることは心を込めて行うを意識して、準備期間中は、生活や心に支障をきたすような負荷なく過ごすことができました。たまたま同じ室になった人達で、中には初めましての人もいる中で、隔週で会議を行い、意見を出し合いながら準備を進めることは、なかなか楽しい経験でした。また、委員のお仕事を通して、お元気な大先輩達にお目にかかり、貴重なお話はもちろんのこと先輩方の素敵な暮らしぶりを垣間見させていただくこともとても楽しい経験でした。
 本部委員会全体としては、歴代本部委員の蓄積されたナレッジはあり、その整理と統制もできつつあるので、あともう一踏ん張りで、かなりスムーズな運用になるのではと期待しています。大変すぎない本部委員会となって、継続されていくことを願います。

5.次年度本部委員会の皆様へ

気負うことなく、でも時間はある程度拘束されるのでそこは腹括り、1年楽しみながらやってください。わからないことがあれば気軽になんでも聞いてください。

南沢会2023年度 企画会員連携室
J72 石橋 陽子
D52 錦織元明

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