2020年 九州自由学園の会

2020年11月28日、本年度の九州自由学園の会は新型コロナ感染症の影響により実際に人が集まる会合ではなく、6月の自由学園 中部在住者の会と同様にWeb会議システムの「Zoom」を使用したオンラインによる会合での開催となった。

会の司会は前野宏明さん(64)が務められ、高橋和也学園長(40)による自由学園の近況報告から会は始まった。高橋学園長からは最初に、11月21日からネット上での公開が開始された「第32回自由学園美術工芸展Webギャラリー」について、Zoomの画面共有機能を用いて説明をされた。またコロナ禍状況下の学園の学びについてのご報告もあり、男子部と女子部の全校生徒参加で行われた「コロナ禍の社会を考える」という学びの時間において、コロナ禍における差別問題について生徒たちが考える機会があったことなどを紹介された。

次いで同学会の梶浦信義副委員長(57)より今年度の同学会の活動報告、女子部卒業生会からは鈴木委員長(J66)からの手紙の代読による報告、協力会は高橋会長(J54)から紅葉時期である最近の学園の様子の写真スライドショーを用いて活動報告がなされた。報告の最後は、創立100周年募金委員の塙健司委員長(27)から、100周年募金に関する説明と参加者への呼びかけが行われた。

会の後半は参加者各人による近況報告となり、遠くは沖縄からの参加者、熊本からは4名の女子部卒業生の方が感染症対策に配慮しながら集合しての参加、そのほかの九州地域からの参加に加え、かつて九州に居住していた在京の会員の参加もあり、賑やかな雰囲気で会は進行した。

ご子息が男子部在学中の会員からは、現在の男子部の昼食の食事当番は、感染予防対策のため以前より非常に手間がかかる状態であるが、生徒たちはその取り決めをきちんと守っているなど、保護者の立場からの最近の男子部の様子の写真を交えた報告、幹事と司会を務められている前野さん(64)の同級生が九州以外の各地からも参加し、若い世代の近況や様子を多く知ることができる会にもなった。また男子部教師である山本太郎先生(64)からは、男子部と女子部が一緒に活動する最近の授業風景の写真も紹介され、最近の男子部の様子を窺い知ることができた。

今回の九州の会は参加人数が比較的少なかったことから各人からの報告の際には、他の参加者からの質疑応答の時間も設けられ、実際の会合であるかのように参加者と高橋学園長との会話が弾む様子などがみられたのが印象的であった。会の最後は幹事も務められた鈴木さん(J80)によるピアノ伴奏がオンラインで流れる中、「男子部賛歌」と「野の花の姿」を各自が歌うという形で締めくくられた。

今回の参加者は同学会からは27回生から73回生までの14名、女子部卒業生会からは32回生から80回生までの12名、合計26名であった(学園長、理事長、本部委員等を含む)。

広報室長 重松 雄(48)

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