2020年 自由学園 中部在住者の会(オンライン開催)

6月14日(日)、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、本年度の自由学園中部在住者の会は、幹事の佐藤祐一さん(40)のご提案によりWeb会議サービス「Zoom」を利用した、地方の会初のオンラインによる開催となった。
開催時間を14時から17時までと長めに設定し、その間、参加者の出入りは自由、一部だけの参加も可能といったオンライン開催ならではの利点を活かした会となった。(画像はZoomによる参加者一覧の一部)

会の冒頭、司会の佐藤さんから、オンライン開催時の注意点として「発言者以外は自身の端末の音声マイクをOFF(ミュート状態)にする」「Webカメラを介した小さな画面だと参加者の反応の把握が難しいため、大きく頷いたり、拍手をしたりと動作を通常より大きくしてアピールしましょう」と、2点の呼びかけから会は始まった。

自由学園からは高橋和也学園長(40)、協力会からは高橋会長(J54)、同学会からは原孝二委員長(44)、副委員長の富田英和さん(44)、三島正寛さん(50)、梶浦信義さん(57)、および広報室からも2名も参加し、会の記録を行った。これらを含めた参加者数は、最大で約33名(同一端末で複数人の参加もあり)となり、同学会会員は23回生から57回生までの15名前後の参加となった。

会の前半は報告の時間となり、高橋学園長よりコロナ禍における自由学園のこれまでの対応のまとめと現在の状況の報告、協力会から高橋会長、同学会からは冨田副委員長によるコロナ禍における活動を含めた報告と原委員長からの事業支援サイトのご説明、女子部卒業生会からは鈴木委員長(J66)の手紙の代読による報告があった。


高橋学園長から男子部の近況報告(オンライン授業の様子を記録した動画の画面共有)

Zoomの特徴である画面共有機能を利用して、高橋学園長がご自身の端末から現在の学園で行われている男子部、女子部、初等部のオンライン授業の様子を記録した動画を参加者に向けて公開し、男子部のオンライン授業の様子や、新入生部屋の室長がまだ実際に会うことができない新入生の室員に対して、オンラインで優しく話しかけ質問に答える様子など、コロナ禍における現在の学園の生活の様子が分かる貴重な機会となった。また高橋学園長はその後、参加者からの熱心な質問に対して返答をされていた。


同学会からの報告

途中で休憩時間をはさみつつ、後半からは参加者一人一人による近況報告の時間となったが、幹事の佐藤さんの見事な差配により、ここでもオンライン開催を活かした報告、ご自身のお店から参加されていた女子部卒業生の場合、実際に店内の様子をスマートフォンのカメラ映像によって紹介、現在は他地域在住の中部地方出身者、またかつて中部地方に在住していた方の参加など(北海道在住の同学会員、イタリア在住の女子部卒業生も参加)、通常の開催では集うことができない方の参加もみられ、貴重な時間と過ごすことができた。

会の最後には通常の会と同じく、幹事の佐藤さんがご準備されていた音楽会のCD再生により「かかげよ旗を」、「野の花の姿」、「清風寮歌」、「東天寮歌」、「男子部讃歌」を一同で聴きながら、各自で歌うという形で会は締めくくられた。

参加者多数のオンライン会議の場合、一対多数のやり取りが主となり、大多数は単に発言を聞くだけの場となりがちであるが、今会は司会を務められた佐藤さんの尽力により、参加者の発言の機会も非常に多く、オンラインでありながらも、参加者との距離の近さを感じた。また更には、自由学園の卒業生同士という繋がりは、オンラインという場においても変わらず親近感を感じる要因ではないか、初のオンラインかつ中部地方在住者の会に参加し、そのような感想をもった。

広報室長 重松 雄(D48)

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