100年史について(2020.2.8第3回委員会追記)

自由学園100周年事業の中に100年史編纂事業が含まれています(書籍版100年史とデジタルアーカイブを含む)。今回は調べてきたことの中から主に卒業生の進路について報告します。

1980年代頃までは卒業後自由学園各所での勤務、関係各所への就職も多くありました。(友の会幼児生活団、工芸研究所、消費組合、婦人之友社、生活学校などです)
また、在学中は学校生活に集中し卒業後のことは卒業してから家に戻って考えるという時代背景もあってか「家事手伝い」「家事見習い」という言葉も多く見受けられました。

 

学部が共学になった後は就職支援に卒業生の力添えが大きくなり、ほとんどの卒業生が就職又は進学という進路を取るようになりました。就職先は大きな偏りもなく多岐にわたっており、進学については大学進学、専門学校、留学などがあります。専門学校の内容として、美術、語学、服飾、洋裁、音楽、栄養、料理などがありますが、一番多く見受けられたのは美術でした。

これらの報告は会報からの調べですが、テーマごとに紐解いていくと毎回の会報からも発見があり、今後も引き続きお伝えしていこうと思います。(56芥川)

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