2019年度卒業生大会の報告（1）

『よい社会をつくり自ら学び続ける人』

金木犀の香りに迎えられ、お昼前には雨もあがり空も明るくなって、次々と卒業生たちが集まってきました。

大会前の週には、台風19号が日本各地で甚大な被害を及ぼしました。被災された方々を想い、お見舞いの気持ちを込めて、オルガンの前奏と共に黙祷して会を始めました。
礼拝は、愛知県在住の65回生三次さんにしていただきました。卒業して30年余り、社会で働く中で自由学園での教育が基となってきた経験を、実感をもってお話下さいました。

次に、学園長から次の100年に向けての思いを語っていただきました。
今年度、節目のクラスは「7」のつく回生でした。
最上級生は110歳の7回生、板倉さん。ご長女様からいただいたお葉書をご紹介いたしました。松戸友の会の創設のメンバーでいらっしゃいます。
100歳を迎えられます17回生は10名ご存命です。直筆のお葉書をお送りくださった方もおられます。
27回生は（90歳）クラス75名中45名がご存命です。学園で長く音楽教育をして下さった千葉成子さんからのお手紙をご紹介いたしました。
卒業50周年を迎えられた47回生は女子部のお食事に、20周年の77回生は学部のお食事にご招待いただきました。57回生からも併せて近況報告を。87回生は、お仕事などの都合で出席出来ませんでしたが、近況を寄せていただいています。
その後、67回生の角谷さんからは、児童福祉施設、ファミリーホームでの愛あるお仕事のご様子を、37回生は（80歳）小谷野さんからはリビングアカデミーの創設からご尽力されてきたご様子を、スライドを使ってお話下さいました。詳しくは、会報に掲載されておりますので、お読みください。

今年は『委員会全体でお迎えしたい』と準備を進めました。加えて委員長クラスは委員以外も各所の役につきました。
そして学部の先生、学生の方々には準備の段階から片付けまで大変お世話になりました。それぞれの持ち場で気持ちよく働いてくださった学部生の若い力に感謝しております。

人生100年時代、卒業生会も多くのご長寿の方々がお元気です。今回、90歳以上の方は23回生（94歳）1名と26回生（91歳）2名がご出席くださいました。
出席者433名（現・高等科3年生38名含む）。
今年は、急きょ大芝生でのメイポールダンスも見せていただき、嬉しいサプライズとなりました。

詳細は会報191号に掲載致します。　　（委員長　65回生小林・津久井）

女子部食堂へ招待された47回生と生徒たち