2019年4月度那須農場復興支援労働報告

桜が満開に咲き誇る中、4月13日(土)〜14日(日)に2019年度第1回目の那須農場復興支援労働を実施しました。昨年度の48回生からバトンタッチし、49回生が行う最初の支援労働となりました。
今回は同学会18名、卒業生会2名、在校生父母1名、卒業生家族6名の計27名の方に参加いただきました。

4月度労働の作業内容は下記の通りです。
①牛舎の扉移動、餌やり、掃除、肥え汲み
②薪置き場整理・薪割り、羽仁邸周辺の草刈り
③梅林裏の整頓、堆肥撒き
④百葉箱の柵作り替え
⑤青木農業祭手伝い、キャンプ用(芋掘り)畑準備
⑥食事作り

①牛舎の扉移動、餌やり、掃除、肥え汲み
冬場に付いていた窓(東西各8枚)と戸板(各12枚)を外し、ガレージへ移動しました。
 

牧草ロールの使用済ラップを束ねてゴミ置き場へ。牛を出して、いつもの牛舎清掃を行いました。
 

 

早朝5時からの餌やり、肥汲みも例月同様に行いました。
 

②薪置き場整理・薪割り、羽仁邸周辺の草刈り
梅林の倒木処理で前月に玉切りしてあった木を、薪割りしながら置き場に積み上げました。施工中だった置き場の屋根も、親方の手によって完成。
写真がありませんが、羽仁邸の家屋近くまで生い茂っていた雑草をエンジンカッターで刈払いました。
 

バックの薪の量に注目! 2〜3名で協力しながら、2日間でこれだけの薪を作ることができました。
 

③梅林裏の整頓、堆肥撒き
梅林裏手に積んであった倒木の枝などを重機で移動し、穴を掘って焼却しました。
 

堆肥撒きはトラック2台で20往復、約40トンを牧草地に運搬。堆肥小屋の半分弱が処理できました。

④百葉箱の柵作り替え
経年劣化していた百葉箱の柵を撤去し、周囲をエンジンカッターで草刈り。親方監修のもと、柵はヤスリ掛けしてから塗装、併せて百葉箱も再塗装。
次回は塗装した柵を設置し、芝生も敷設する予定です。
 

 

⑤青木農業祭手伝い、キャンプ用(芋掘り)畑準備
地元のイベント「第12回青木農業祭2019」に那須農場が出展。そのお手伝いで前日から4名、当日2名が現地入りし、ファーガソンTEA-20のトラクターライドを実施して好評いただきました。また秋の那須農場キャンプで行う芋掘りに向け、イベント運営室メンバーが中心となって畑を重機で耕し、畝を作ってマルチシートを張りました。これで来月の苗植え準備OKです。
 

⑥食事作り
今回も食事作りメンバーの心がこもった、素敵なメニューが目白押しでした。夕食はローストポークのワインソース、麻婆豆腐、キャベツの海苔漬け、マカロニサラダ、アサリの酒蒸し、コンソメスープ。麻婆豆腐は市販の素を使わず、本格的な味で皆舌鼓を打ちました。
 

朝食は焼きシャケ、ナスの揚げ浸し、だし巻きたまご、油揚げとアサリの味噌汁。昼食は三色ご飯(鶏そぼろ、いんげん、玉子焼)、きんぴらゴボウ、無限レタス、ベイクドポテト、味噌汁、軟骨唐揚げ。そぼろは買ってきた挽き肉でなく、鶏モモ肉を手でミンチにしたそうで、全て美味しく頂きました!
 

今月のお誕生日は7名。大先輩から初参加者、お子様まで、皆さんおめでとうございます!


那須農場復興支援室より

2011年の東日本大震災を受けて震災復興支援室が開設され、9年目になりました。
当初は東北地方の復興支援活動とともに、学部生が取り組んでいた「勇気米」の田植えや稲刈り、翌年6月には大芝生の芝を那須農場へ移植する作業など、毎月有志の手によって 農場での線量計測や除染活動とともに支援労働が行われてきました。

2016年度からは那須農場復興支援室として、除染活動だけでなく花壇を整備したり、人手がいる作業を分担したりと、支援活動の幅が拡がっています。現在の参加者は同学会をはじめ女子部卒業生会、在校生、在校生父母、卒業生父母などに及び、 交流の輪も拡がってきました。

これもひとえに、活動開始当初から率先して取り組んでこられた諸先輩方、関係各位のご尽力の賜であり、それを引き継いでいく責任の重さを改めて感じています。
今年度もより多くの方に参加いただき、楽しく活動し、交流し、来て良かったと思えるような支援労働を展開できるよう、微力ながら努めたいと思います。
一年間よろしくお願いします。

室長 森 春潮(D49)
副室長 馬場啓忠(D49)

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