2019年1月度那須農場復興支援労働報告

今年度第10回目の那須農場復興支援労働のボランティアを、1月19日(土)〜20日(日)に実施しました。
2019年という新しい年を迎え、今年も改めて安全第一と早く子供たちが来られるようにという気持ちで、那須農場支援労働を行いました。

年明け早々にもかかわらず同学会15名、卒業生会3名、在校生4名、在校生父母1名、卒業生家族2名、一般の方2名の計27名と、とても大勢の方に参加していただきました。

今回写真が多いため、別途アルバムにまとめました。こちらも併せてご覧ください。

1月の労働の作業内容は下記の通りです。

①新子牛牛舎にプレーグランドを設置
②牛のワクチン打ち、牛体の手入れ
③諸々の修理
④餅つき大会
⑤食事作り

①新子牛牛舎にプレーグランドを設置
先日、子牛牛舎が竣工され、子牛たちが入りましたが、今度は是非外でも遊べるようにということで、隣接する場所にテニスコート1面分程度のプレーグランドを作ることになりました。

安全に走り回れるように柵を作るため、まずは重機で穴を掘り、そこに柱を配置していきます。
 

 

最後は、丁寧に一本一本ワイヤーを張っていきます。
 

グランドに子牛たちを放した瞬間、喜んで思いっきり走り回っていました。
やっぱり、開放感はみんな好きなんですね。
(タップorクリックで動画再生)

②牛のワクチン打ち、牛体の手入れ
牛たちも病気にならないように、このようにワクチンを打ちます。今回は60頭に5種混合ワクチンを注射するのをお手伝いしました。
 

また、牛たちの体を綺麗にしたりもしました。子牛たちも寒くならないように、こんなに可愛く服を着ています。

③諸々の修理
老朽化が進んでいる部分を、親方が修理・補強しました。さすが、モルタルを作り、綺麗に仕上げていきます。
 

牛の餌(地下サイロのデントコーン)を運搬するカートもリニューアルしました。
 

今回は新年恒例の餅つきを実施しました。その餅つきのための杵まできっちりサンダーで削り、木屑がお餅に入らないようという配慮です。美しく仕上げました。
 

朝早く、まだ暗い内から重機を使って肥汲みを行いました。

④餅つき大会
同学会では今年も八月朔日様よりいただきました2018年製のもち米を使って、日曜日に新年恒例の餅つきを実施しました。
前夜に精米をして、6升を水に一晩つけて準備。翌日は皆さん慣れた手つきで、下ごしらえから餅つきまでを進めることができました。

 

まずは、もち米を蒸すための薪割りからスタートし、強火で45分程度もち米を蒸していきます。
蒸しあがったら、素早く2人でお米を練って潰し、5分〜10分程度お餅をついていきます。
 

 

今回は10種類のバリエーションの具材を準備しました。定番のこしあん、つぶあん、大根おろし、きな粉、チーズなど、、、。
大好評だったのが、地元のくるみ醤油のタレでした。
 

温まるためにけんちん汁を作り、前夜に残ったミネストローネはチーズドリアに変身しました。
 

⑤食事作り
そして、最後は一生懸命働いてくださった皆さんの笑顔を見るためにこちらも楽しみながら料理をしました。
まずはあまり知られていない、お買い物の風景からです。食事当番はこれが一番大変なのです。イオンで100食近い食材を購入しますが、買い物だけで2時間くらいかかります。

 

今回は在学生もお手伝いをしてくださり、在学生も卒業生と一緒に楽しく料理をすることができました。
 

 

そして、今月は2月の労働がないため、1月・2月の合同のお誕生日会でした。
ケーキは流石プロの仕上がりですね。美味しすぎて、あっという間になくなりました。。。
 


那須農場復興支援室より

今回は今年初めて労働でもあり、個人的にみなさんの元気な顔が見られるということで楽しみにしていました。

土曜日のお昼に集まる時、これから体を使って結構大変な労働が待っているのに、不思議と本当に皆さん笑顔で集まってくれるのです。また労働が終わった後の夕食時は疲れているにもかかわらず、どこかスッキリ、やり遂げた顔を皆さんしています。
こうした環境に置かれていることに感謝し、是非ともこのような環境を提供し続け、その先に学生たちがいつかまた同じように感じ取れる時が来るといいなと願っています。

この労働が少しでもその願いに近づいている事を信じて、今年度あと1回、また来年以降もぜひ協力をしていきたいと思っています。
こんな経験をしたいという方がいましたら、3/16~17とまた同学会の労働支援を行いますのでご参加ください。よろしくお願いします。

那須農場復興支援室 宇野(D48)

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