東日本大震災支援~袋もの支援について(2017/02/18委員会追記)

「袋もの支援」は、自由学園、全国友の会、婦人之友社の3団体で協力して、大震災以降、6年間続けて参りました。

2016年9月の委員会で、袋ものを縫ってくださるボランティアを募りましたところ、卒業生からは24名が参加してくださいました。今年度が支援をする最後の年なので、在庫を残さないように、在庫の確認をしてから、ボランティアの方たちに依頼いたしました。

今年、1月末に、皆さんからかわいらしい柄の、袋ものが送られてきました。安全のための検針作業をすませ、各小学校の必要枚数に応じて男女別に仕分けした上で、保護者あてのお手紙と、62回生の地方生が作ったカードを添えて、ひとり分ずつ梱包し、2月8日に宅急便で各小学校に送り出しました。

ボランティアに参加してくださった方の多くが、この活動を始めた当初から、ずっと参加してくださっています。毎回生地を選ぶところから始まり、指定のサイズ通りに裁断して、縫って…と、自分の時間を割いて、心を込めて、こつこつとすすめてくださっていたことに、本当に頭の下がる思いでした。

その中でも、47回生の木下さんと68回生の柏木さんは、毎年同じ小学校3校分の新1年生全員の袋ものを担当してくださっていて、おふたり合わせて6年間で約3000枚も製作してくださいました。3団体の総数は、6年間で約4万5千枚になりました。そのうち自由学園と卒業生会では6年間で99校2512人分、10129枚でした。

初めにもお話した通り、今年が袋もの支援は最後になります。

仙台在住の59回生で仙台友の会会員の根本さんのお話では、「初期の段階から袋もの支援に関わって、毎年、何校かへお届けしてきた経験から、『そろそろ、一段落してもよいのではないか』という印象を持っています。6年前と比べれば、たとえ仕事が変わったにしても、何とか生活費を得るための、就労をしている保護者がほとんどですし、大きめのスーパー、その他で袋ものを購入できるようになりました」 とのことです。

「震災の年に生まれた子どもたちが、小学校へ入学するまで支援する」という、3団体が最初に決めていた終了時期は、根本さんのお話からも、ちょうどよいような気がいたしました。これまでボランティアに参加してくださった方々に感謝申し上げます。(62回生 後藤)

IMG_2037 女の子用と男の子用
IMG_2036 梱包作業
カード 手作りのカードを添えて

2月18日(土)第3回委員会(臨時総会)議事次第

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