2016年10月度・11月度那須農場復興支援労働報告


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10月の報告が遅れておりました。写真も少なかったので人数と内容を記載致します。

<10月の労働内容について>
10月の労働は、10月1日~2日で行われました。参加者は同学会6名、在校生父母1名の7名です。作業内容は主にデントコーン収穫補助(ダンプ運転・サイロ整備)。

デントコーンの収穫真っ最中とのことで、翌週の10月9日~10日にも臨時で支援労働を行いました。参加者は同学会6名、卒業生会1名の7名です。作業内容は主にデントコーン収穫補助(ダンプ運転・サイロ整備)

161218_nasu00310月のメンバー

<11月の労働内容について>
11月の主な労働内容は以下のとおりです。

◆11月26日(土)、27日(日)
参加者は同学会7名、卒業生会4名、女子部父母3名の計14名です。
①牧草地柵下草刈り
②子牛牛舎洗浄・消毒
③乳房毛焼き
④牧草ラップ結束
⑤牛舎作業補助
⑥糞尿撒き
⑦牛舎冬支度

労働前の作業分担
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①牧草地柵下草刈り。エンジンカッターが効かないところは手で刈ります(D45向井君)
②子牛小屋洗浄&消毒は、新人農場員多々良さんが担当
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③乳房毛焼き。乳房に菌がついて病気にならないよう毛を焼きます。
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⑤牛舎作業補助では、卒業生会も大活躍
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⑦牛舎冬支度。取り外してあった戸を運んで取付け、これで牛も安心
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今回も食事つくり、ありがとうございました。
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村山君(D38)率いる女子部97回生父母の方たち/整体院を経営している須藤君(D53)による出張治療
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そしてやはり那須の夜にはこれがないと/大爆笑
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今回2回目の参加となりました在校生父母、林さんに感想を頂きましたので掲載いたします。

那須農場労働支援ボランティアに参加して

女子部高等科3年・中等科2年父母 林 和宏


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真中が林さん

那須農場へは、今回で2回目の参加となりました。前回は今年7月末の暑さきびしい中で次女、並びに次女の同級生ら、娘たちの同級生父母らと 一緒に参加いたしました。
これまで協力会での学園内におけつ労働ボランティアには何度か参加させて頂いておりましたが、学園に娘たちがお世話になって早12年、那須農場のことは長女が初等部時代に宿泊学習にて伺ったこと以外に特別な想い入れは正直ありませんでした。その後も震災で被災し、学園内でも宿泊学習がなくなったと聞いていました。次女も震災のおかげで、その機会がなく前回は次女と一緒に伺いました。

そんな中で学園よりも遥かに広大な敷地を持つ那須農場がわずか数名の方々で頑張って運営されていると聞き、これまで長年に渡って娘たちがお世話になっているだけに「今、何かできることはないだろうか?」と思い、微力ながらボランティアに参加させて頂きました。

前回は暑い夏の時期でしたが、今回は9月の稲刈りを終えた初冬の11月、冬支度を前に何かと手が必要との話から、前回同様に朝学園に集合し、学園のバスにて一路那須農場へ単身赴きました。未だ農場の「の」の字もわからない?!黄色い帽子の新一年生状態のボランティアでしたが、同学会の皆様方、在校生父母の先輩ボランティアの方々、また那須農場にて日々頑張っておられる農場長をはじめとする従業員の皆様方に指示を受けながら楽しく労働させていただきました。

初回はトラクター小屋の鉄骨柱のペンキ塗りでしたが、今回は牛舎の冬用扉付けと子牛小屋にての全体掃除、石灰吹付作業等、農場らしい作業に2回目の参加としては異例の役を抜擢されたものと勝手に思い込み、せっせと作業をさせて頂きました。ご指導くださった多々良さん(11月から農場に就職されたとのこと)には大変感謝致します。

子牛という動物を真近で見ると、いやぁ~なんとも可愛く、愛くるしいものです。体重400~500㎏ある母牛からはさすがに、その大きさ風格から身がたじろいでしまいますが、子牛はちょうどポニーより一回り小さい感じで、とても人懐こくて可愛い! また潤んだ瞳で見つめられると、ある意味胸がキュンキュン!来る感じとでもいいましょうか?(笑) いい歳のオヤジが何とも不思議な気持ちを抱かずにはいられない! そんな体験をさせてもらいました。

学園内でのボランティアは、学園内の掃除がメインですから、如いては子供たちのために!となるわけですが、この子牛小屋の掃除は、この娘(子牛)らのために頑張らねば!という熱い気持ちになってしまい、我を忘れ汗だくで掃除をしてしまいました。またエサをやればあの潤んだ瞳で見つめられ、ぺロペロと舌で手や袖口を舐めてくる、なんとほのぼのとしたこの気持ちは、キツかった足腰の痛みや疲れを忘れさせてくれるものでした。実に良く体を動かし、働いた満足感ある体験でした。

日常生活においてコンクリート・ジャングルと呼ばれる大都市部で慌ただしく生きている私たちにとって、どこまでも広く高い空、大きい山々、草木豊かな土地にて、穏やかな気持ちで沈みゆく夕日を眺めることは無理な話ですが、こうした自然豊かな環境に身を置いて素朴で簡素な生活をすることは、生きている実感を強く感じられる!と思いました。

東久留米の学園内も確かに自然豊かだと、都市部では誰もがそう思い言うでしょう。しかしここに、この那須農場に来てみてください。「田舎だ!」なんて言葉よりも、もっとスケールの違う次元の違う、自分が自然の中で生かされている!そんな気持ちになれる世界を、きっと皆さんも体験し、経験し思う事でしょう。

テレビもない、ラジオもない、暮れては食事をし、酒を酌み交わし、和気あいあいと時間を共に過ごし、風呂に入り寝る!朝早く起きて労働し、また一日が無駄なく時が流れてゆく! 単純明快!な時間の流れに生きることが、こんなにも素晴らしいことだと改めて再発見させてくれる!その場所こそが、那須農場なのではないでしょうか?
さぁ、次はあなたの番ですよ! 一緒に那須農場へ行きましょう!

<那須農場復興支援室より>
今年度の活動も半分を過ぎ、毎月季節季節の仕事にできる限りの支援をしております。
今年度は父母の参加が増えました。中には毎月のように参加して頂いている父母の方もいらっしゃいます。最初は大人しい方だと思っておりましたが、今ではエンジンカッター姿も板につき、欠かせない一人となっております。

これから冬本番になってまいります。冬でも作業は山ほどあります。
林さんの感想にもありますように、まだ未体験の方、是非ご一緒しませんか?

今後の予定
12月17日・18日  大掃除・大クリスマスパーティー&忘年会
1月21日・22日  新年恒例餅つき
3月11日・12日

那須農場復興支援室長 D46 濱田宏太郎

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