卒業生東北在住者の会

2011年の震災以降、いわき(福島県)、気仙沼(宮城県)と続いた東北の集い。今年は、10月19日20日に一泊二日で、岩手で開催いたしました。例年通り、同学会と合同で、31名の方がご参加くださいました。

お忙しい中かけつけてくださった矢野学園長、入試対策本部の中村先生、学生と共に幾度も被災地を訪ねてくださっている夏井先生、また同学会の委員長、前年の卒業生会委員長も出席されました(日程が卒業生大会と重なったため、今年度委員長には心のこもったメッセージをお寄せいただきました)。

常連の参加者のみならず、北海道や東京、神奈川などからも多数ご参加下さり、新しいご縁がまた結ばれたことに心より感謝しております。目をとじると参加された皆さんの笑顔が浮かんでまいります。懐かしい学園の思い出話に花が咲き、バスの中でも夕食や二次会でもよく笑い、楽しい時間を過ごしました。

今年も多くの方々に被災地を見て知っていただきたいとの思いから、被災地を巡る行程といたしました。釜石の宝来館では、女将の岩崎昭子さんにお話を伺いました。暮らしはもちろん、多くの親しい方々の命を奪われながら、なおもこの土地の魅力を発信し続ける女将さん。「必要とされることが生きること」との言葉が、真っすぐ心に届きました。大槌町では、碇川町長よりご講話いただき、地元ガイドの方の案内で、被災地に心を寄せる毎日でした。「よくみる よくきく よくする」2日間にしましょう、との冒頭の挨拶のとおり、被災地にも学園にも心と思いを寄せる、有意義な2日間となりましたこと、心より感謝いたします。ありがとうございました。
(67回生 安部)
旧大槌町役場前で黙祷を捧げました。  ②

このWebはコンテンツを保護しています。