新一年生への袋物制作

しののめ寮での仕上げ作業今年度も友の会からの依頼で、この4月に小学校に入学する子ども達のために、袋物の制作を行いました。宮城県沿岸部の小学校19校、約2400点の袋物を自由学園と卒業生会とで分担し、皆さまのご協力により仕上げることができました。

9月の委員会、10月の卒業生大会で協力をお願いし、ボランティア登録をして下さっている方を始め、九州から北海道まで約150名の方々が応じて下さいました。布の購入から完成まで一人でなさる方、キット作り、縫製、ひも通しなどを何人かでして下さるクラス、更に仕上がった袋物に添える「入学おめでとう」のカードを作って下さる方など、それぞれの方が自分にできることをして下さいました。そしてそのほか、布や仕上がったものを入れる袋を寄付して下さる方もあり、たくさんの思いが込められたものとなりました。

女の子用の袋物一式
お祝いのカードを添えて

SKC(自由学園 震災救援活動センター)でしののめ寮の一部屋を1ヵ月間借りて下さったので、作業がしやすく、はかどりました。58回生で、仕上がった一つ一つの袋にアイロンをかけ、カードを添え、ビニール袋に入れる作業をしていると、携わって下さった方達の思いが伝わってきて、心が温かくなりました。自分の子どもや孫に作るような気持ちで愛情を注いで下さった皆さまに、心から感謝いたします。
袋を開けたときに一人でも多くの子どもが笑顔になってくれることを願っています。これからも、私達にできる心のこもった支援が続けられるように、ご協力をお願いいたします。(58回生 高橋・宮澤)

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