2010 自由学園卒業生 東北在住者の会

2010 自由学園卒業生 東北在住者の会

本年の「自由学園卒業生 東北在住者の会」は7月10日(土)~11日(土)の二日間に渡り、伊達政宗の傳役として生涯を捧げた片倉小十郎が城主であった白石城と山間の温泉地で有名な宮城県白石市にて、矢野学園長、市岡理事長、羽仁淳先生をお迎えして行われました。

宿泊地:白石温泉 薬師の湯にて
宿泊地:白石温泉 薬師の湯にて

東北地区の同学会員は人数も少ないため、女子部卒業生会の皆様と共に「自由学園卒業生 東北在住者の会」という集まりに参加していますが、幹事役を務めた大河原靖さん(39回生)、野村奈穂さん(J54回生、男子部中等科父母)のお声掛けに合計二27名の方々が参加され、うち同学会員は本部委員も含め10名でした。

7/10 交流会も真剣です。
7/10 交流会も真剣です。

司会の大河原靖さん(D39)
司会の大河原靖さん(D39)

交流会では大河原さんの司会のもと、矢野学園長よる学校の近況報告がありここ数年間は新入生や内部進学(高等科から学部への進学)が減少傾向にあるものの、一方では親元を離れた寮生を学園長宅の夕食に招き話を聞いたり、上級生が下級生を“驚かせないで”厳しくも思いやりを持って指導することにより、寮生活が楽しいという生徒も多くなった等、在学中の生徒をより大切にされている様子が伺えました。また市岡理事長からは協力会地方キャプテンの推薦による地方生奨学金制度を利用して、一人でも多くのお子さんを学校に送り出して頂きたいとのお話がありました。
恒例の近況報告では、室崎洋徳さん(34)、八重樫芳令さん(36)、新田目大介さん(42)を始め、参加者全員が一言ずつ近況を語りましたが、僅かな時間では語り尽くせる筈もなく、会終了後は場所を変え、更に交流を深めました。

室崎洋徳さん(D34)
室崎洋徳さん(D34)
岩手県一関市から駆けつけて下さいました。

八重樫芳令さん(D36)
八重樫芳令さん(D36)
明後日には成績報告会に出席(男子部在学中のご子息)です。

新田目大介さん(D42)
新田目大介さん(D42)

仕事の関係で仙台に赴任中。

新田目建さん(D11)&大介さん(D42)
新田目建さん(D11)&大介さん(D42)

7/11“東北在住者の会”の前に白石城へ。
7/11“東北在住者の会”の前に白石城へ。

午後12時30分からは会場を移し、駅前の施設にて前日の交流会に参加出来なかった方々も加わり「東北卒業生会」が行われ、矢野学園長より創立百周年に向けての取り組み、生徒数の状況、図書館の改修工事終了したこと等、全体の報告と男子部、女子部、最高学部それぞれの特徴ある活動の数々が写真入りのスライドで紹介された後、市岡理事長からは九十周年記念事業について詳しいご説明がありました

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同学会からは小澤優貴副委員長(40)より2010年度同学会本部委員会のスローガン、運営方針を中心に報告し、若手会員の帰属は最高学部の共修時代を迎えた卒業生団体のあり方と切り離せない関係にあり、ついては女子部卒業生会との連携が不可欠であることをお話しました

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また再度一言ずつ学園に対する思いを語る時間がありましたが、羽仁淳先生の今にも体操の授業が始まりそうなほどの軽い身のこなし、姿勢の良さには驚かされ、皆何故か背中をピンとさせながらお話を伺いました。

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これまでもミセス羽仁の生誕地である八戸をはじめ東北各地で年一回開催されている会ですが、若い方からご高齢の諸先輩方まで、自由学園出身者というだけで、ごく自然に集えることを喜ばしく思うと共にそれがとても不思議に感じられた二日間でした。そして、次回開催地候補として福島県で行う予定を確認し合い、最後に女子部は「寮歌」、男子部は「男子部讃歌」を歌い散会しました。

(本部委員 島谷忍(40))

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