第2回委員会の報告

第2回委員会は、6月28日(土)に開催されました。梅雨の中休みの一日、木々や芝生のあざやかな緑に彩られた明日館に、126名が集まりました。

礼拝では、司会の方が『子供読本』より「走るよりは歩め」を読んでくださいました。「毎日毎日かかさずあわてないで歩めば、だんだん山をのぼるようにとうとう頂上まで行くことができます」というミセス羽仁のお言葉は、何かと気ぜわしい現代の私たちの心にも、深く響いてきました。

この日は、6月14日に行われた「ホームカミングデイ」の報告から始まりました。当日はお天気もよく、116名の出席者があったこと。午前中の授業参観やお食事時間への参加、女子部生徒による弦楽アンサンブル演奏、羽仁淳先生に教わるなつかしい体操の様子など、スライドを通してなごやかな雰囲気が伝わってきました。
ホームカミングデイは今回で2回目ですが、開催時期を含めて内容に検討の余地があり、今後は学園の先生方とも相談しつつ、あらためて方向性を探っていきたいとのお話でした。また、当日の朝には岩手・宮城内陸地震が発生し、やむを得ず欠席となった方もいらっしゃいましたが、東北地方の卒業生は全員無事だったと伺い、ホッとする一幕もありました。

次に、5月30日に北京で行われた「北京生活学校開校70周年記念の会」について、出席した53回生・幼方さんからお話がありました。北京生活学校は、日中戦争さなかの1938年、互いによりよき関係を築きたいという羽仁先生の願いから始まった学校。当時20代だった山室光子先生はじめ、女子部の若い卒業生が力を尽くされ、北京の少女たちと言葉や生活、技術を学び合ったそうです。
会の出席者は、東京から参加した28名を合わせて総52名。生活学校に在学した期間は短くとも、それぞれの心に羽仁先生の教えが脈々と流れ、今も日本語を学び続ける方がおられるとのこと。80代以上の高齢となった方たちが、再会を本当に喜ばれていたようです。

協力会のイベント報告では、誰でも参加できる弦楽合奏や写生会の様子を知ることもできました。卒業生としてどのような形で学園に協力できるかを考えたとき、まずは現在の学園の様子を知り、思いを寄せるところから始まるのではないかと思いました。

さて、今年は4年に一度の評議員選出の年。
第1回委員会でも報告がありましたが、7月末に候補者推薦の期日を控え、今回の委員会では詳しい説明と質疑応答の時間が設けられました。候補者選出の形をつくったメンバーのひとり、43回生・城野さんと、現評議員で今年の委員でもある36回生・湯浅さんが、質問に応えてくださり、活発な意見交換が行われました。最後は委員長の「女子部卒業生が学園の運営に意見できる貴重な場。学園から求められていることには精一杯こたえたい」との言葉で締めくくられました。
7月末までに各クラスで候補者をあげていただいた後、10月には選出委員会(過去15年の委員長と過去10年の副委員長)によって選挙が行われる予定です。

委員会終了後は、中国四川大地震と岩手・宮城内陸地震への義援金を集めることができました。また、ミニセールでは5つのクラスがクッキーや手作り絵葉書などを販売。委員会後の小さなセールが、定着してきたことをうれしく感じました。

次回の委員会は9月13日(土)に開催されます。
(64回生 副委員長記)

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(左)委員長の話を聞く。映像を用いた行事の報告は臨場感あふれ、 当日の様子がよくわかった。
(右)礼拝で讃美歌を歌う

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