100年史担当より(2017/2/18委員会追記)

本日は、卒業生会の自由学園100年史担当から現在していることを少しお伝えできればと思い、お時間をいただきました。

卒業生会の皆様には、2011年、2012年と「まとめ」によるご協力をいただきました。多くの方から自由学園100年史のために「まとめ」をお寄せいただき、その節はありがとうございました。その後、自由学園100年史の中に、卒業生の組織の沿革についてまとめたものを含めたいというお話をいただき、卒業生会の規約、会員数の推移、活動内容、母校との関わりなどをまとめることをしています。

戦前期の卒業生の活動については、自由学園本体の活動と一体的で分かちがたいので、戦前分については自由学園の検討と一緒に行うこととし、私たちとしては戦後の活動をまとめることにしました。学園の100年史準備連絡会の村上さんと相談しつつ、少しずつですが、卒業生の刊行物としてある、「卒業生会報」と「名簿」からわかることをまとめています。担当の二人で時間を見つけながらそれぞれの家でしていますので、ペースとしてはゆっくりです。「卒業生会報」に関しましては、事務係が以前にPDF化してくださったものがありますので、それを基に作業を進めています。「卒業生会報」にしても「名簿」にしても会員に向けての刊行物であり、外部向けではないのでプライバシーに関するものは避けるように注意しています。

今までにまとめてみたこととして具体的に挙げてみますと、

◎卒業生会のあゆみがわかるものとして、現存する最初の会報1948年(昭和23年)から順に、「委員長クラス」「学園の主な出来事」「卒業生会の主な出来事」「会費」「会員数」などを表にしたもの(これは、現在も作成中です)
◎卒業生大会の内容を示したもの「委員長クラス」「出席人数」「会の内容」「節目のクラスの話の中から生徒の頃の話」など
◎現在の学部には、聴講生の制度がありますが、それ以前は、夏季学校及び秋季講座という名目で卒業生を対象に催していました。その内容について「会場」「出席者数」「講師の先生と題目」など。
◎ミセス羽仁、恵子先生から卒業生に向けての記事。「お話の時期」「見出し」など。
◎卒業生会の会費 金額の推移
◎委員会組織の成り立ち

また、「名簿」から会員数を拾い出し、推移がわかるようにまとめたものなど、があります。まだ、いろいろな角度から読み取れることを資料として集めてみたいと思っています。

この先のこととして、この集めた資料を基に、デジタル媒体でまとめていくということを自由学園の100年史準備委員会から聞いています。デジタルアーカイブにするにあたり、専門の業者に頼むということでした。2019年頃からデジタル化したものを段階的に公開し、調整し、2021年の100周年の年へと少しずつ準備が進んでいっています。

「卒業生会報」から私たちが読み取ったことが、どういう形でどのように自由学園100年史のデジタルアーカイブに反映されていくのか、まだ手探りの状態です。卒業生会報は私たち卒業生会の歴史そのもので、読んでいますと興味深い記事も多くあります。今後の卒業生会にとっても生きた資料として活用できれば、私たちとしても嬉しいことですので、遺せるものとしてまとめていきたいと思っています。(56回生 芥川・吉澤)2016年2月18日(土)第3回委員会での発表

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