【委員長】JIYU Guardians Talk最高学部の報告

【委員長報告】JIYU Guardians Talk最高学部
~学園教育の総仕上げの日々に触れる~

9月11日(日)15時より、JIYU Guardians Talk最高学部の回を開催しました。
この日の参加者は7人。D46回生で男子部保護者でもある最高学部副部長の神先生もご参加くださいました。学園では、初等部・女子部・男子部・学部の4部の保護者が交流する機会がたびたびありますので、今回の参加者は保護者会活動で顔を合わせたことのある方ばかり。自己紹介も不要のざっくばらんな会になりました。

1年間休学して自分の興味関心を深めるギャップイヤーをお子さんが取られた方に、どのような経緯で何をするために取られたかをお聞きしたり、そのお子さんが学会発表などもされている様子を神先生が話してくださったりして、言葉だけしか知らなかったギャップイヤーが少し身近に感じられました。

中等科から高等科へ、高等科から学部への進学に際しての試験のこと、外部進学者はどのくらいいるか、なぜ外に行くのか、進学する人はどんな思いで進学するのかなども話題に出ました。今、学部への進学方式はR方式と呼ばれる9月の推薦と、S方式の1月の進学試験と2種類あります。R方式は成績や生活などの規定をクリアすると受けられるものですが、面接では「高3の生活を進路を気にしながらするのはもったいない。集中して高等科最後の年を過ごしたい」と話す生徒も多いそうです。

お話を通して、自由学園の一貫教育の最終段階として、自治自律の仕上げをする最高学部で、勉学も生活も就職も一人一人に向き合って丁寧にされていることを感じました。また、本人の気持ち次第でかなりのところまで学びを進められること、たとえ進学時に学びたいことが定まっていなくても、その人のペースを大切にしながら対話をし、やりたいことを見つけられるようにサポートされていることもわかりました。

「礼拝や自治区域(労作)、委員はどうなっていますか?」など、卒業生ならではの質問もありました。
学部の委員は1年間を3期に分け、100日委員だそうです。自由参加の礼拝は毎朝行われ、週の半分の司会は学生が担当。副委員長の采配で全員に司会が回って来るそうで、他学年の学生が考えていることに触れるよい機会でもあるとのことでした。自治区域も委員中心に工夫して行われていること、食数管理アプリが卒業勉強で開発されて活用され、残食が減っていること、今もアプリのブラッシュアップが続いている様子などをお聞きできました。学びと生活が密着していて、それが進路につながっていく場合もあるようです。
会を終了した後も時間の許す方で残ってお話を続けるほど、内容の濃い時間となりました。

このイベントに参加された方に限らず、卒業生同士集まってお話しすることを楽しみにされている方は多いと感じているので、オンラインを活用しつつ、今後も交流の機会を設けていければと思います。(栗田)

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